胆石症って、ものすごくみぞおち辺りや背中が痛くなる病気です。
体の中で一番大きな臓器は肝臓。そこから消化液になる胆汁が出ます。
胆汁を濃縮して溜めておく臓器が胆嚢。
食事をすると、胆汁が胆管を通って、十二指腸に流れます。
十二指腸は、胃の下側です。
胆嚢に結石が出来ている状態が、胆嚢結石(胆石)
胆管に結石が出来ている状態が、胆管結石(胆石)
胆嚢結石と胆管結石を総じて胆石症といいます。
胆嚢に石があっても、痛くないときは経過観察になるのが大半です。
でも、脂っこい食事が続くと、胆嚢の中の結石が暴れだしてお腹が痛くなります。胆嚢から結石が胆管の方へ飛び出そうと暴れだすと、ものすごく痛くなります。
私は、訳もわからず、その痛みを我慢してました。
私の子育て記録に、胸の痛みがあった事が3回記録してありました。その時は何か分からず、時間が経てば治ったし忘れてしまったましたが、 病院で胆管に有る結石は3つと言われてハッとしました。
あの時の痛みが、胆嚢から結石が暴れ出たんだ。
このまま死んでしまうのではと思ってたと記録してあります。そして胃がムカムカするので胃薬飲むとも書いてありました。 コレだよね!!
記録では、4月のことでした。それから、10ヶ月胆管の出口が詰まり炎症が起こって、また腹痛を起こしました。胆石症だと診断されるまでに、3週間くらいかかったので、緊急手術になりました。
その時の記録はこちら
内視鏡的逆行性胆管造影(ERCP)内視鏡的乳頭括約筋切開術(EST)
胆管が十二指腸と繋がるところを切って、詰まった石を取り除く手術です。
口から胃カメラと同じ様な機械を入れて、胆管に造影剤を入れて石を映し出して、乳頭筋を切って石を粉砕して取り除きます。その時の石は取り出さずに、便と排泄するそうです。麻酔で寝ている間にするのであっという間で痛みも一切感じません。
(後から、先生に胆石を見せてもらませんかと聞いたら、既に便として排出されていますと言われてしまった。)
その時は、何の痛みもありません。手術室から病室までは車椅子で移動しました。その当日のみトイレも車椅子で行きました。
ご飯は、手術翌日のお昼ご飯から食べれました。24時間点滴です。栄養は体に入っているのかな?
ご飯を食べると、お腹の中がチクチクします。
我慢すれば、お粥の病院食は完食できました。痛み止めを必要とするほどではありません。
食事が終わればだんだん落ち着いてきます。また食事をすればチクチクします。
その時の病院食に記録
病院食が、お粥から普通ごはんになり無事に退院しました。入院は7日間でした。
家に帰っても食事には気を付けてくださいねと何度も言われました。
胆嚢が暴れて結石が飛び出してきたら大変ですから。
脂質を減らせと。
胆嚢を摘出するまでの辛抱らしけど。本当か?
とにかく、煮た野菜を食べることになりました。この季節はおでんが重宝しました。大根を何本炊いたことでしょう。同じ出汁を何度も継ぎ足し美味しいのを楽しみました。
入院中は家に帰ってどんな料理を食べればいいのか不安でたまりませんでした。
いつ胆嚢の結石が暴れだすか分からないのだから。
食材を運んでくれるシステムも色々検索してみました。
糖質制限とか減塩とかはたくさんありますが、脂質制限食はなかなかみつかりませんでした。
子どもたちは唐揚げとかコロッケとか大好きだし、その時私は何食べる?と思うからです。
もうすぐお兄ちゃんの春休みです。胆嚢を摘出する手術の日がやってくる。
怖いよ…
でも私の周りでも胆嚢を摘出して元気に過ごされている人がたくさんいました。ちょっとだけ安心しました。
ニチレイフーズダイレクトでは、胆石症の食事で注意するべき、脂質制限のメニューがあります。
多くの宅配食材がありますが、脂質制限のメニューがあるのはとても助かります。