『いたずらきかんしゃちゅうちゅう』を図書館で借りました。
借りたくない!というお兄ちゃんが居なかったので、とりあえず借りてみた。
はじめに食いついてきたのは、弟くんでした。
弟君は読み始めてもすぐにどこかへ行ってしまいます。どこかへ行っても私は読み続けます。読んでいるとまた帰ってきます。
すっかりハマって「ちゅうちゅう」「ちゅうちゅう」とせがんできます。
『いたずらきかんしゃちゅうちゅう』は白紙に黒の絵本です。
機関車のちゅうちゅうは、いつもピカピカに磨いてもらって客車や貨車を引いて小さな駅から大きな駅へと走ります。ある日ちゅうちゅうは、ひとりだけで走り出してしまいます。勢いよく走るちゅうちゅうに、まわりの動物は驚き、人は怒り出します。やがて石炭も水も少なくなり、古い線路に迷い込んでとうとう止まってしまったちゅうちゅう。そこに迎えに来てくれたのは・・・。
見開きに、ちゅうちゅうが走る町のイラストがあります、赤黄緑青と黒で描かれた淡いイラストです。
弟くんはこのページで、線路を指で追うのが楽しそうです。
途中、ちゅうちゅうのはしる線路の形と文字の並びが同じなのも遊び心?で楽しいですね。
最後に、ちゅうちゅうに怪我がないか調べたり、機関士や機関助士たちがうれしくて踊るところが素敵ですね。
子どもがひとりでどこかに行ってしまって帰ってきたら、わたしならきっと「なんで一人で出かけたんだ!」と怒鳴っていることでしょう。無事に帰ってこれたことを喜ぶなんて考えられないと思います。
でも絵本の中で大人たちはとても寛大です。これが子どもの安心できる絵本の醍醐味ですよね。
長いお話とか思っていましたが、以外と普通だった。私の中で敷居が高かったのですが、あっけなかったです。
絵本が大きくて少し重いので、大勢への読み聞かせには読み手の頑張りが必要なんですね。
子どもと膝に広げて読む分には問題なかったわ。
お兄ちゃんも初めは興味なさそうでしたが、読み進めていくうちにいつの間にか横に座ってみていました。
一緒に読めてよかったです。